ビーグッドスタッフさんの北海道リゾートバイト体験記
基本情報
お名前:M・Nさん 女性
勤務地:北海道/積丹半島 旅館
職種:裏方メインの旅館業務全般
リゾートタイプ:海
リゾートバイトのきっかけは?
退職した為すぐに働き始められる仕事を探していた。また、その過程でワーホリに興味を持ったので生活費が格段に抑えられるリゾートバイトを選んだ。
単発の仕事等にも惹かれたが、田舎暮らしをしてみたかったこと、海が近い仕事があったこと、勤務開始日が近かったことなど私に取っては多くの魅力があった。
勤務日の流れ
繁忙期
6:00 起床
7:00 出勤 洗濯物の取り込み、夕食に使用するおしぼり等準備、夕食の仕込み、朝食の配膳、翌日以降の食器の準備、朝食会場に来たお客様の対応、風呂掃除、朝食会場の片付け、掃除
上記を2人、ないし3人で分担
9:00 朝食休憩 従業員のほぼ全員での食事
9:30 ホールの掃除、客室掃除、夕食の仕込みの続き、食堂の接客、片付け、定期観光バスの昼食対応、食堂と昼食の対応後の掃除
3〜5人で分担
14:00 昼食、以後中抜け休憩
17:00 出勤 夕食の配膳、会場に来たお客様の対応、布団敷き
19:00 夕食休憩
19:30 お客様対応、片付け、掃除、翌朝の準備
20:30 退勤
食堂、定期観光バスの対応がない場合は12:30ごろには中抜け休憩に入り17:00出勤
休日の過ごし方
天気が良い日は海へ行くことが多い。海に入って泳ぐ日もあれば堤防に座って海を眺める日もある。
島武意海岸や神威岬などは有名観光地であり景色がいいので、運動がてらに見に行くとかなり気分が爽快になる。
また、小樽や余市へバスを使えば行くことも不可能ではないため必要な買い出しのために街へ行くこともある。
余市や小樽も観光地であるため散歩するだけでも楽しめた。
自転車で30分ほどの距離に温泉があるためそこで海を眺めながらの露天風呂を楽しむ日も。
積丹はかなり風が強い地域のため、寮で友人らと電話しながらのんびりした時間を過ごすことももちろん可能。
私自身は海や山といった自然が好きなので、多くの休みを海に行くことに費やしました。
住み込みの寮生活
他人と暮らすという経験が初めてだったためかなり緊張があった。
最初の頃は気が休まらないという感覚もあったが、同じ場所で働いているということもあり、また、それぞれが違った趣味嗜好を持つ人間であることを尊重しあえたので大きなトラブルもなくつつがなく過ごせている。
風呂、キッチン、トイレ、洗濯機、冷蔵庫は共同だが、特に困ったこともなく互いに気がついた時に掃除するなどささやかな気遣いが平穏を保つコツのような気がする。
休みの日も含め賄いが出るため寮で食事をする必要が殆どなく、毎食刺身や焼き魚、煮魚が出る、毎日昆布から出汁を摂ったお味噌汁が出るなど海町らしい食事を楽しめた。
正直なところ、自宅に帰ったあと、自分でお味噌汁に満足できるか不安である。
リゾートバイトを経験した感想
元々大学時代からささやかな興味を持っていたリゾートバイトをこの歳になって経験するとは思っておらず、かなり楽しい思い出が残る。
かなりの田舎ということもあり、閉鎖的な雰囲気を恐れていたが4ヶ月ほど過ごしてみても特に感じるころもなく有難かった。
もちろん田舎らしく不便なことは多く、話の主なネタは噂話、買い物をしようにもチェーン店などもないしコンビニもない。
だからこそ個人商店の店主と交流を持つことができたり、店主の家にお邪魔するくらいまで縁を持つことができたのだと思う。
一度は離れるが、またきっと私はこのリゾートバイトという様々な人との関わりを持つことができる職種に戻るのだろうなというのが今の心境。
旅館系の仕事であったため朝も早く自然と生活リズムが整えられることもあり、かなり体力を使う仕事ではあったが前の仕事をしているよりも健康になったような気さえしてくる。
次はどこに行こうかと今から楽しみである。
〔リゾートバイト Magazine〕
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